2007年5月12日土曜日

お金持ち講座

■世の中につらいことはいくつもあるけど、その中の一つに「~しなければならない」という言葉があると思います。

「~しなければならない」とは、別の言い方をすれば「~する以外に選択肢がない」ということ。以前紹介した橘玲(たちばな あきら)さんの本に、「自由とは選択肢」という言葉がありましたが、「~しなければならない」とは、そのまったく逆。不自由の最たるものです。でも、日常で多くの人は「課題をやらないといけない(学生の場合)」、「明日までに報告書を書かなければならない(仕事場で)」なんて、よく言いますね。1日に何度も使っているかもしれません。
この「~しなければならない」は、よくない言葉だ、ということは自己啓発物の本には、よく書かれていることです。色々な本に書かれているので、たぶん本当でしょう。だから、私は普段言わないように心がけています。
心がけていなければ、ちょっとした時に言ってしまいそうですからね。口から出そうになったら、グッと飲み込んでいます。


■今日、この本を読みました。

月収20万からのお金持ち講座―覆面部長の「貯める・増やす・儲ける」12カ月プログラム
著者: 谷口 直樹

特に読もうと思っていたのではなく、パッとつかんだ本がこれでした。
後でよく見てみると、タイトルに「覆面部長」と書かれていて、「なんか、変な本を選んだなぁ」と思っていました。が、読んでみるとおもしろかった。

主人公(名前はなし)がある日突然、リストラ予備軍ばかりが集まる部署に飛ばされてしまいます(ショムニみたいなところ)。そして、その部署の部長がタイトルにもある「覆面部長」です。表紙にイラストが書かれていますが、本当に覆面姿で超怪しい。
始めは暗い気持ちで仕事をしていた主人公でしたが、ある時その部署の人たちはリストラ予備軍だというのに生き生きと仕事をしていることに気がつきます。
覆面部長にそのことを尋ねると、「彼らは会社の給料なんてなくても全然困らないから。好きな仕事だけやってるんだよ」と言われ、そこから物語はスタート。
主人公は、彼らと同じ生活を手に入れるため、1年間猛勉強する事になるのだった。と、こういう話。

心構えから、株式投資・保険・外貨・起業・生活習慣と、色々な分野の基礎的な内容が分かりやすく書かれています。
また、随所にイラストが書かれていますが、これが怪しくて。それでいて親しみが持てるものです。うまい絵だとは思いませんけど。とにかく、読んでいて楽しいし、分かりやすい。そして、ためになる。

よく、大学教授なんかが書いた「投資入門」みたいな本がありますが。なぜ入門書なのに、あんなに難しい書き方をするんだろう、と思います。入門ならば、その分野について何も知らない人が読んでも分かる書き方をしたほうがいいと思うんですけど。
だいたい、何かを学び始めるとき、あまり基礎に時間をかけすぎるのはよくない。もちろん、基礎をおろそかにするという意味ではなくて。無駄に時間をかけ過ぎるのは怠惰だと誰かが言っていました(誰だったっけ?)。
とにかく、言っている内容が同じならば、できるだけ楽しく・分かりやすいもののほうがいいはず。
この月収20万からのお金持ち講座―覆面部長の「貯める・増やす・儲ける」12カ月プログラムは正直言って、後世に語り継がれる本ではないと思うし、大学教授やエリートビジネスマンが推薦することはないと思います。でも、何かに気付いたり、アンテナにピンと引っかかる本って、一般的な評価がどうであれ価値がある本のはずです。

少なくとも、私はこの本を読んでピーンとアンテナに引っかかるところがありました。


■各分野の解説は、本当に基礎的なこと。なので、知っている人にしてみれば復習と再確認になると思います。
それで、私がどのへんにピーンときたかというと、「節約」の章です。
節約と言っても、生活をぎゅうぎゅうに押さえつけるようなものではなく、楽しみながらできる節約生活。
お金持ち講座と題されたこの本が、節約について解説しているところに共感がもてました。普通、「お金持ち=収入」といったスタンスをとっている本が多いですが。でも、余計なものを排除して、自分なりの価値観を大切にした生活も大切。
それにシンプルな生活は、やろうと思えば今すぐにでも始められることです。

一節に、「何年も前の雑誌やカタログは、もう読まないんじゃないか?」と書かれていました。その通り。
私の部屋を見回してみると、数年前の雑誌が山積みになっていますし、恐らく一生着ることがないであろう洋服が山のようになっていたり。勢いで買ってしまったCDがたくさんあったり。机の中には、奇妙な物体が入っていたり・・・

自分の部屋だけでこんなにあるのだから、家中探せばおそらくこれの3倍はあるでしょう。これら、いらないものをネットオークションやフリーマーケット、または、古本屋に売ったらそれなりの金額になるのではないか?
それに部屋もきれいになって収納スペースが広くなる。一石二鳥どころか、三鳥、四鳥くらいになるかもしれない。

ふと手にした本が、自分の身の回りを見直すきっかけを作ってくれる。すばらしい本はたくさんあるけど、そのほとんどは知識であって、実際に行動に結びつくことはあまりない。「いつか役にたつだろう」程度のものですね。この本は私にとって、ひさびさに「知識よりも、行動につながる」本でした。
そんなわけで、身の回りのものを整理して、「身も心も部屋もスッキリ&懐あったか作戦」を遂行しようと考えている私でした。


■今日はこのへんで。
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